「本当にそうなのですか?」

♦カウンセリングに来られる方の中に、「自分には良いところがない」とおっしゃる方がかなりいらっしゃいます。

ご自分に自信がないため、物事や体験を否定的に捉えすぎて気分が落ち込みがちなのかもしれません。

常にマイナスの視点がベースになっているため、気分をプラスに引き上げることは当然難しくなります。

♦「自分には良いところがない」とおっしゃる方の中には、「だから好かれない」「嫌われる」と思われていたり、人と仲良くするには明るく、面白く、また役に立つ自分でいなければ自分と友達でいる意味がないとまでおっしゃる方もいます。

素の自分では受け入れてもらえない、友だちとしての価値がないと思い込んでいるのです。

♦また、「自分は何もできない、仕事も車の運転も料理もできず、顔もスタイルも悪い、こんな自分はどこかおかしいのでは…」と訴える方もいます。

♦こうした認識は、多くが他人との比較に基づいています。比較により自分ができないことや劣っていることばかりに意識が向き、事あるごとに落ち込んでしまいます。

♦ところがそうした方は、実際にはとても魅力的な方で、純粋な心を持っていたり美しかったり個性的であったりします。

♦一方で、自分という認識が薄い方が多く、偽りの自己(パーソナリティ)🖋」を形成してしまっている場合もあります。

自己主張は苦手で、自分の気持ちや自分がどうしたいのかよくわからない方もおられます。

♦そして、ご自分を大切にすることができていません。自分の気持ちや考えだけでなく、体調や気分にも気づきにくい🖋傾向があります。

周囲のことを優先的に考え、役割や責任を果たそうと無理をしがちで、気づいた時にはすでに健康を損ねてしまっている場合も少なくありません。

♦その方が優先してきた親きょうだいや周囲から大切にしてもらえず、ご自分でも自分を大切にできなくなっているのではないかと考えます。

♦良くないことやうまくいかないことが起きると自分を責め、人を責めることができません。

人と比べなくていい、そのままでいい、そこがあなたの良いところだといった肯定的な関わりがあり、愛情や世話を十分に感じられる環境で育ったなら、「自分には良いところがない」など思わないでしょう。

♦ありのままの自分を肯定できるでしょうから、偽りの自己を形成する必要などありません。

♦どうでもよいかのように扱われたと感じてきた場合であっても、ご自分を否定する理由はどこにもないのです。

♦たとえ子どもを愛していても、子どもを褒められない、認められない親御さんがいらっしゃいます。自分の子にそれをやれないどんな理由や背景があるのでしょう。

子どもを褒めると調子に乗る、良くなる努力をしなくなる…といったご心配があるのかもしれませんが、それは本当でしょうか。

できない自分、嫌いな自分とお子さんとを重ねて見てしまい、自分を肯定できないため子どものことも肯定できない場合もあるのではないかと思います。

♦また、周りの親たちと比べて自分は不幸だと思われ、その不幸を子どものせいにしている場合🖋もあるように思います。

♦その結果、褒めないばかりか他の子と比較し、叱ったり怒ったりすることが増えてしまいます。それでは自己肯定感を育むことはできません。

♦中には、子どもに、夫(妻)や親きょうだい、職場の不満や愚痴をぶちまける🖋方がいます。

子どもに自分の不安を受けとめさせる、親の機嫌を取らせるのだとしたなら、親子関係が逆転している状態🖋と言えます。子どもが親の世話や愛情を十分に感じられている状況とは言えないでしょう。

♦親は「自分に関心がない」「愛されていない」、さらに別居や離婚を経て「捨てられた…」と感じてきたのだとしたら、「自分が悪い子だから」「役に立たないから」「自分が生まれたせいだ」とさえ思い込んでしまう子どももいます。

♦それは子どもの一方的な思い込みだとは言えません。親の支配やコントロール、操作の結果である場合があります。

♦親も完璧な人間ではないため、無意識的に自分が楽になること、都合がよいことを優先してしまうからです。

♦忙しく余裕がなかった、夫婦仲が悪く子どもが頼りだった、心が病みがちだった…といったやむを得ない事情があったとしても、子どもに与える影響は計り知れないものがあります。


もし心当たりがあるなら、親の誤った認識や狭い価値観にいつまでも縛られる必要はありません

あなたはそのままで十分すばらしく、この世にたった一人の価値ある存在なのです。

これまでご自分を否定し、不安や葛藤に奪われてきたエネルギーを、これからはご自分の能力や可能性を生かすことに注いでいただきたいと思います。

これまで意識を向けてこられなかったご自分の良いところを再発見し、ご自分らしい人生を歩んでいかれる準備をしていただきたいと思います。

そのためにカウンセリングをご利用ください。お手伝いをさせていただきます。

また、親御さんについても、決して遅くはありません。

これまでのお子さんとの関わりを振り返っていただき、関係性の修復や今後の生き方を考えるきっかけにしていただきたいと思います。

ご予約、お問い合わせをお待ちしております。