不安になることはどなたでもあります。生きていれば当たり前のことです。どのような不安があっても、その時の仕事や勉強に意識を向けることができれば問題はありません。そういう自分を肯定していただけるといいと思います。不安は恐怖と違って実体がないものです。実体がないのでこだわり続ければ増幅してしまいます。一方で構うことなく放っておけば、いつの間にか消えてなくなるものでもあります。
時々、「今すぐ相談したい」「今日カウンセリングを受けたい」と言ってこられる方がいらっしゃいます。今その時の不安や悩み事を明日まで、また来週までとても抱えていられないということなのでしょう。そのことが片時も頭から離れず、仕事も勉強も手につかないといった苦しいご様子であることが想像できます。
その方のご希望どおり、その日のうちに来ていただきお話をうかがって、その苦しさに共感し、またアドバイスが欲しいと懇願されるので多少のアドバイスをさせていただくと、大変感謝され喜んで帰られます。ところが、こうして慌てて来られる方ほど、継続的また定期的なカウンセリングにつながりにくいといったことも感じます。その時の苦しさが解消されればそれで満足なのかもしれません。
例えば「また来ます」と帰られても二度と来られなかったり、予約をして帰られてもキャンセルが入ったりします。二週間おきに予約をしていただいても、三週間空いたり四週間空いたりして、結局不規則で不定期なカウンセリングになってしまいます。これでは心の安定にはつながりませんし、変化も期待できません。他者との継続的な関係性を築くことについても不安があるのかもしれません。
こうした場合、カウンセラーとクライエント双方の問題が考えられます。クライエントとしては、今の苦しさを取り除くことが先決で、自分に問題があるとか自分と向き合って根本的な問題を解消していくという認識はあまりないことが考えられます。また、カウンセラーの言動が気になったり相性が良くないと感じていたりする場合もあるでしょう。
一方、カウンセラーとしては、今すぐ話をきいてと訴えるクライエントに振り回された体験があれば、カウンセリング中の言動に出てしまう場合があるかもしれません。それは専門家として良くないことですが、そうした言動に気が付かれたクライエントは、二度と来ない可能性があります。
カウンセリングは、1度きりの相談とは根本的に違うものです。カウンセラーとクライエントの二者が向き合い対話を重ねる中で、安心や安全を感じていただきながら信頼関係を築いていきます。そうした関係性を安全基地としながら、自由な対話の中でクライエントが自ら気づきご自分への理解を深めていただければ、意識的、無意識的に思考や行動、そして感情、さらには人格の変化につながっていきます。
例えば二週間ごとのカウンセリングでは、次のカウンセリングまでご自分でご自分の苦しさを抱えていく耐性を育むことができます。そしてその積み重ねによってその耐性が安定したものになっていきます。つまり、不定期ではなく定期的に来られることに意味があるのは、そうしたカウンセリングが、心の安定につながるからです。
カウンセラーはそのことを重視します。したがってクライエントには定期的かつ継続的なカウンセリングの意味や必要性をその都度お伝えしますが、今の段階でどれだけそのことを必要とされているか、大切であるかは人によって異なりますし、時間的、経済的な余裕が無ければ現実的に難しいことでしょう。そのこともカウンセラーは理解をしております。
タイミングが合い条件的な余裕があれば、本来のカウンセリングを受けていただきたいと思います。些細なことがきっかけで不安や心配になりやすく、そのことを抱えきれず感情的に混乱したりパニック状態に陥ったりするなら、その理由や背景が必ずあります。カウンセリングを通してそのことをわかっていきます。そうしてご自分への理解が進めばおのずと変化していきますし、意識的にも良い方向へ変えていくことができます。不安になることや不安に構うことは減りますので、気分も安定し楽に穏やかに過ごしていかれます。自己肯定感も高まります。
定期的・継続的なカウンセリングを受けられることにより心の安定が得られます。あなたの変化をサポートいたします。
ご予約、お問い合わせをお待ちしております。
