例えば、アルコール依存症やDVの夫(妻)と妻(夫)の関係について言われます。
どうしてそんなご主人(奥さん)と離れないのか?別れないのか?と疑問を持たれがちです。
夫(妻)がアルコールや暴力に依存しているのと同じように、妻(夫)の方も夫(妻)に依存していると捉えられます。
問題を起こして相手を無意識的に支配しようとする夫(妻)、一方でその妻(夫)は、この人には自分しかいないと思い関わり続けることで、無意識的に支配しようとしている可能性があります。またご自分の存在価値の確認である場合もあります。
その場合、両者には硬直した二者関係が生じていると捉えられます。
共依存は、親子関係で最も起きやすいかもしれません。親離れ子離れがお互いに遅れてしまえば、密着した関係性が続いてしまうからです。そうした親子関係の特徴は今に始まったことではなく、ご自分の親もそのまた親もそうだった(世代間連鎖)可能性があります。夫や妻とうまくいかない、また子どもとうまくいかないといった場合は、他の要因以外に両者との関係性のバランスが崩れている可能性も考えられます。こうした関係性に気づきやめていかれることが、親と子ども双方にとって肝要ではないかと考えます。世代間の境界を明確にし、親の人生、子どもの人生を分けて考える、互いの意思や感情を尊重する、そうしたことがそれぞれの本来の幸福や人生の目的、また充実感や幸福感へとつながる良好かつ健全な関係性ではないかと考えます。余計な心の負担感や罪悪感を互いに背負うことがないからです。
親子関係の共依存が恋人や配偶者との共依存関係よりも厄介なのは、血縁関係があるためそう簡単に縁を切ったり関係を解消したりできないためです。依存される子どもにしたら、毒親よりもむしろ厄介な親になりかねません。毒親のように何らかの虐待があったり子どもの面倒をろくにみないひどい親だった、家庭環境だったといった明確な理由はなく、むしろ子どもにしたら親によくしてもらった、かわいがられたといった認識が強い場合があり、そうした親に子どもも依存してしまうため、親と距離をとることが難しいからです。そうなるよう親が子を意識的無意識的にコントロールしていると考えられます。
カウンセリングでは、現在の関係性について整理し、現在起きていることについて、またご自身についての理解を深めていきます。やがてお気持ちの整理もついてきます。過度な依存は解消され、関係性は無理のないもの、負担のないかたちに変化していかれると思います。
お心当たりがあれば、お話をしに来てください。関係性の依存から解放されるお手伝いをいたします。
