生きづらさは、人によってさまざまにあると思いますが、「生きづらい…」といったことは特に対人関係や対人場面で感じられてきたことではないかと思います。
「苦手な人が多い」「コミュニケーションが苦手」「視線が気になる」「自信がもてない」「人が信用できない」といった、人に対して不安や不信感あるいは恐怖感といったネガティブな感情を抱きやすいと、確かに学校や社会生活では生きづらさを感じてしまうと思います。
そもそも人との関わり方、関係性の持ち方は、母と子の密着した二者関係に始まります。それが父を含めた三者関係となり、きょうだいが増えると多者関係へと広がります。そうして小さいころから家の中で身についた関わり方や関係性は良いものであれ良くないものであれ、成長して外へ出られても同様のものになりがちで、それをパターンのように繰り返す可能性があります。したがって、人に対する生きづらさがあるとすれば、母子間における愛着問題をはじめとする親子や家族、また家庭環境に問題の根っこがあり、良くない関係性のパターンや人に対する認知または信念を身につけた可能性があると捉えられます。
加えて、ご本人の生まれ持った性格や発達特性、学校や社会でのネガティブな体験などを通じて精神的な不調を抱えたり特有のパーソナリティが確立されたりすれば、生きづらさが強固になってしまう可能性があります。
カウンセリングでは、ご本人の生きづらさについてお話し合いをいたします。やがてご自分の生きづらさがどこから来るものかについてわかっていかれるようになります。例えば、親に愛されていないと思われている場合、それが外の対人関係に波及し、自分は誰にも愛されないといった認知になってしまえば、生きづらさになります。また、親の価値観に支配されてきた方は、他人の価値観にも振り回されることになりかねず、絶えず他人の目や評価を気にしてしまえばご自分の価値観や軸を持つことができません。それも生きづらさになるでしょう。
カウンセリングを続けられると、ご自分の生きづらさについてわかり、ご自分を受けいれ肯定することができます。人に対する感じ方や関係性も変わってきます。これまでの生きづらさは緩和され、気持ちが前向きになり活動的になられたりするのではないかと思います。生きづらさにより人との関わりや活動を狭めてしまえば、ご自分の能力や可能性も狭めてしまいます。カウンセリングでは、ご自分を肯定し、ご自分らしくありのまま自由に生きていかれるようお手伝いをさせていただきます。
